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厳美渓

厳美渓の画像

厳美渓は、岩手、宮城、秋田の3県にまたがる名峰・栗駒山を水源とする渓谷で、栗駒山から一関市内へと流れる磐井川の浸食により、ゆっくりと時間をかけて形成された国の名勝、天然記念物です。
エメラルドグリーンの水流に奇岩、巨岩、甌穴、深淵、滝など、約2kmにわたり「静」と「動」の渓谷美が続きます。
季節とともに変化する厳美渓の美しさに、仙台藩主・伊達政宗公は「松島と厳美が我が領土の二大景勝地なり」と賛美の言葉を残したと伝わります。
年間100万人以上が足を運ぶ、一関エリアを代表する来訪者数No.1の人気スポットです。
渓谷沿いには散策路が設けられており、往復45分ほどで巡ることができます。上流と下流で景観ががらりと変わります。その違いをよく感じ取れるのが、散策路にある吊り橋「御覧場橋(ごらんばばし)」からの眺めです。上流では、水が岩間を勢いよく流れる姿が見られます。一方、下流に目を向けると、穏やかな水面が広がります。橋を境に変わる光景に、初めて見る人は驚いてしまうかもしれません。
穏やかな下流を周遊するコースは30分ほど。せせらぎの音とエメラルドグリーンの水の色が作る景観はなんとも言えない癒しの空間です。
荒々しさが特徴の上流方面を行く70分の周遊コースもおすすめ。小石が水流の中で回りながら岩盤を丸く削った貴重な「甌穴(おうけつ)」を見ることができます。
そして厳美渓と言えば、空飛ぶ団子「かっこうだんご」が大人気!たくさんの人がこのお団子を求めてやってきます。まずは渓谷の中心に位置する「天工橋(てんぐばし)」のたもとにある東屋へ向かいましょう。東屋のそばに設置されたカゴにだんごの料金を入れて木板を叩くと、カゴはみるみるうちに対岸の茶屋へ。実は木板の音を合図に、茶屋の店員さんが人力で引っ張っているのです。
しばらくするとだんごとお茶、おつりが入ったカゴが到着。渓谷を勢いよく上り下りするカゴは、まさに空飛ぶだんご!  写真や動画撮影をするのも楽しそう♪
箱の中には、みたらし、ごま、あんこの3種類のだんごが入っています。だんごというと丸い形を想像しがちですが、こちらのだんごは表面が真っ平ら。棒状に伸ばしただんごを糸や包丁で切ることから「糸切りだんご」と呼ばれ、一関ではだんごといえば古くからこの形がおなじみです。
そんな伝統のだんごは、ふんわりとやわらかな食感。タレの風味の良さも相まってペロリと食べられます。売り切れ次第終了のため、早めに訪れるのがおすすめです。
また、コーヒーやスイーツなどカフェメニューが豊富な「いつくしだんご」は、お土産選びや休憩もできます。自分好みを探してみてはいかがでしょう?
厳美渓は散策路や休憩所などもあり、道の駅も近く、立ち寄りやすい観光スポット。同じ市内にある渓谷「猊鼻渓」と合わせて訪れるのもおすすめです♪

【基本情報】

 

お問い合わせ:一般社団法人一関市観光協会

住所:岩手県一関市厳美町字滝の上地内

電話番号/FAX番号:0191-23-2350/0191-23-0066

https://www.ichitabi.jp/spot/data.php?p=8

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