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藤沢野焼祭

藤沢野焼祭の画像

岩手県一関市藤沢町は、岩手県の最南端、宮城県境にある人口約7,000人の町です。ここに、40年以上続けられ、全国に誇る「土と炎の祭典」”縄文の炎・藤沢野焼祭”があります。また、若い世代を取り込み、祭りを活性化したいという考えから、高校生の陶芸甲子園「熱陶甲子園inFujisawa」も同時開催されるようになりました。
藤沢野焼祭実行委員会が主催。毎年8月の第2土曜日と日曜日に開かれる夏の一大イベントです!
昭和51年に考古学者の塩野半十郎氏(故人)の指導を得て、「縄文野焼き」を再現したことをきっかけに始まりました。
見どころの一つは、地元中学生が扮する現代縄文人の火おこし。板の上で木の棒を回転させ、その摩擦熱で「熾き」を作る「マイギリ式」と呼ばれる方法で火をおこします。
祭りには、縄文土器をイメージしたものから現代風の土器まで工夫を凝らした作品約千点が出品されます。作品は、縦8メートル、横4メートルの穴窯11基で焼き上げられます。天空を焦がす勢いで燃え上がる巨大な火柱は壮大。時空を超えて、古代へのロマンを掻き立てます。
会場では、多彩なステージイベントが繰り広げられるほか、「縄文の食」も提供され、祭りを盛り上げます♪
夜を徹して焼成された作品は、翌朝、窯から出され、8人の審査委員によって作品審査が行われます。優秀作品には最高賞の「塩野半十郎大賞」をはじめ各賞が贈られます。
窯から一斉に燃え上がる炎は感動そのものです!自らが制作した作品を縄文時代の製法そのままに焼き上げるとき、故岡本太郎先生が「ここには縄文人がたくさんいる。」と叫ばれたように縄文時代のロマンとともに現代に縄文人が蘇ります。
考古学的価値の高い縄文遺跡や優れた陶芸の産地は、全国にたくさんあります。しかし、全ての住民が日常的に陶芸と関わったり、縄文一色のまちづくりを進めたりしているまちは、そう多くはないと思います。
「陶芸の産地」と呼ばれるまちには、大勢の作家やプロの陶芸家がいて、その人たちの作品が地域のブランドとして定着しています。藤沢町の場合、陶芸で生計を立てている人はわずかですが、小さい子供からお年寄りまで、みんなが陶芸を知っています。みんなが陶芸を体験しています。プロとアマの違いこそあれ、みんなが陶芸家です。出品される作品の中にはプロと遜色のないハイレベルのものもあり、審査委員を驚かせています。
1999年に「全国地域づくり表彰」で最高賞の国土庁長官賞、2006年に「大10回ふるさとイベント大賞」を受賞したこのイベントにあなたも参加してみてはいかがですか?

【基本情報】

お問合せ:一関市役所藤沢支所産業建設課

電話番号/FAX:0191-63-5317/FAX 0191-63-5133

開催地:〒029-3405一関市藤沢町藤沢字仁郷50(藤沢運動広場)

開催日:毎年8月上旬の土・日曜日

https://noyaki.net/

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