ＪＲ一ノ関駅から歩いて５分ほどの場所にある大判焼き店です。場所はメインの通りを外れた路地にありますが黄色の大きな看板が出てるのですぐに分かります！
いわゆる、回転焼きや大判焼のことを岩手県一関市で美味しいと評判のこのお店では磐井焼と呼ぶそうです。他の地区の方は読めないかもしれませんが、岩手の県南地区が磐井（イワイ）地方と呼ばれていることから、この「磐井焼」の名前がついたと言われています。
登米にも店舗があるそうで、一関にあるものと同じメニューを提供しています。
定番のバター入り大判焼きは、バターの塩気とあんこの甘さのバランスが絶妙で、もっちりとした食感の皮と甘すぎない味でクセになりそうです。
バターを挟んだどら焼きならたまに見かけますが、使っているものが一緒でも根本的に違うものに感じます。焼き立て熱々のところにバターをのっけて閉じ込めるわけですから、あんこにも生地にもバターの堪らない良い香りとコクのある味わいがたっぷり染み込んでいくんですね。
バターが染み出して、包装紙に滲むほどです。
栗入りの大判焼は、あんこの中に栗がゴロっと入っています。こちらも、ぎっしり、ずっしりと詰まったあんこと小粒ながらも存在感のある栗の相性は抜群でまとまりのある大判焼に仕上がっています。
あんことバターがダントツで人気のようですが、他にも、カスタード、チョコレートやずんだの大判焼や、たこ焼きなんかもメニューにあるみたいです。
地元の方達に昔から愛されてきた味で、県外のファンも多く、日曜などには行列ができることもしばしば。忙しい時は混みすぎて他のお客さんが諦めて帰ってしまうほど大繁盛だそうです。
※立地が立地なので駐車場がありません。どこかに車を停めて歩いて訪問するのが無難ですよ。
さらに、このお店のすごいところは、夏は営業していないところ！販売期間が9月〜翌年4月位までと寒い季節にしか営業していないんだとか。「限定」と言われると、一度は食べてみたくなりますよね？
テイクアウトして差し入れやお土産として買って帰るのももちろん良いですが、出来立て熱々をぜひ味わっていただきたいです！寒い中、焼き立ての磐井焼をひとくち口に運んだ瞬間、ジュワッと滲み出るコクのあるバターとぎっしり詰まったあんこのハーモニーを体験しる価値は十分ある逸品です！
一関駅近くにお立ち寄りの際は、足を運んでその価値を確かめてみて下さいね♪